分数のたし算・ひき算では,どうして分母を足してはいけないのでしょうか。
右のような計算なら,分母の5だって足して,答えの分母は10にしたくなります。
分子だけ足して,分母は足さないなんて,不公平で,道徳的にいけないように思います。
また,たし算ですから,数を見たら足したくなるのが道理です。
でも,分数では分母は足しません。
分数の式だけを見ていると,「どうして」という問いに答えにくくなります。
数字では,中身が見えにくいからです。
こういうときは,図です。
できれば,その図が動くといいです。
どう動くといいかというと,合わせるのがジュースなので,ジュースだけがビヨーンと動くのがいいです。
そうして,答えの方に行ってくれると,分母が足されていないことがわかってきます。
そんな動きを,このソフトが見せてくれます。
青と赤が,ビヨーンと飛び出し,答えのますに入ります。
ジュースだけが足されるので,分子は「中身」とわかります。
分母は,入れ物の目盛りです。目盛りは足せません。
見ているだけでも,かなりわかりやすいソフトですし,楽しいです。
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このソフトは,3年の分数「06A,たし算/仕組み」です。
クラウド版にも,ダウンロード版にも入っています。
3年生で分数の指導場面が来たら,是非,ご活用ください。