テープ図でも,線分図でも,そのどちらも,やり方は基本的に同じです。
図を作るのですから,「作図」だと思えばいいのです。
三角形の作図だって,正六角形の作図だって,「手順」があります。その手順通りに進めるから,誰でもきちんと描けるようになるのです。
これを,自分の考えに従って・・・などとやってしまうと,悲惨な目に遭うのは子どもです。一生懸命に考えたのに!一生懸命にやったのに! 結果は「お粗末!」となるからです。
文章問題の作図の基本は出てきた順番に図にすることです。
素直な気持ちで,順に順にと,図を描くことです。
問題文の第1文は「公園に子どもがいます」です。子どもがいるのですから,それを図にすればいいのです。テープをそこそこの長さで書けばいいのです。
ここでの注意点が1つあります。
長いものは数直線と同じ意味を持つので,左端を0にすることです。右端は人数が分かっていれば,その人数を書き,不明の時は?をあてがっておきます。
それから,第2文に移ると,「4人帰り」とあります。これを図の中に書き加えます。
こんな感じで順に順にと作図すると,図は完成します。
こういう1つ1つ図を描いていく体験を子ども達に積ませることです。数問やって,「ああ,作図って簡単だね」と思わせられれば,グッドです。
このソフトもアップされたので,ソフトを使うと,もっと良い感じになります。
先んじて,このソフトの一部を授業で活用した城ヶ崎滋雄先生の感想をお伝えします。
◆見ているだけで文章問題の仕組みがわかります◆
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ところで,このソフトをダウンロードされた先生は,ぜひとも答え欄の近くにある「たんい」ボタンに御注目下さい。テストの時に,注意深い子が育ちますよ。