藤本先生が,1年生の文章問題のソフトを使って授業をしたところ,ソフトの中の4問を行い,全員が図も式も正解できました。うれしいですね。
文章問題も,算数ソフトの活用で「全員理解」が達成できるのです。
藤本先生が結果を出してくださったので,とても良い気持ちで,文章問題のソフト開発を進めています。
もっか,開発中なのは,3年生の文章問題「何倍の何倍」のソフトです。
問題をうんと圧縮すると,「3mの3倍の2倍は,何m?」という問題です。
これが文章になると,読んでいる内に頭がこんがらがってきます。
文章問題のこんがらがりは,全部まとめて一気に考えようとする姿勢が生み出します。基本的に,本人のあせりが原因です。あせらずに,素直に「一つ一つ図にかいていく」姿勢を持たせることです。
図を描くコツを上手くマスターできれば,この手の問題はとても簡単な問題と感じられるようになります。
今回の図は,「つながり図」です。
最もシンプルな「矢印」でつながりを図解できれば,それで良いのです。
そこへ向けて,まず,量感を持った図をしっかり見て,つながりの把握をします。
ソフトの画面をごらんください。「量感を持った図」が少し見えています。
腕利きの先生がこだわる「の」。これも,きっちりと付いています。
「の」を特別扱いすることで,「単位量」の素地が養われます。単位となっている量が2mと分かれば,それが3倍になろうが,5倍になろうが,考え方は同じです。
そういう重要なところもしっかりと見て,学べるように作り進めています。
このソフトは,藤本先生とのコラボソフトです。
完成は,まだ先です。でも,来年度を思うと,頑張らねばと思います。