何倍の何倍。
この学習を3年で学び,その逆思考を学べるのがこのソフトです。
問題数は5問を予定しています。
何度も書いていますが,文章問題は,全体をわっと把握しようと思ってはいけません。
1つ1つ,素直に図にしていけばいいのです。
「高さが80mのデパート」なんだから,そのまま,80の図を描けばいいのです。
次が,「この高さはマンションの2倍」なのです。マンションを2つ描けばいいのです。
デパート→マンションの順に出てきたのだから,左から順に並べるのではないか・・・
と思う先生は基本的に立派です。でも,1つ抜けているものがあります。それは,「数」のきまりです。
「左から順に」というのは,数が伴った場合,「左から小さい順に」という意味になります。
これを図を描くときにも適用するので,小さいマンションは左側に位置します。
こういう理屈は,子ども達にはあまり押しつける必要はありません。
図を見ていれば,なんとなく分かってきます。
そうして,折を見て,「左から小さい順に」と押さえさせればOKです。
とはいっても,この単元では,マンションなどの図を棒グラフのようにかくことが目指す図ではありません。
目指すは「つながり図」を書いて,式はどうなるのか考えられる子にすることです。
初めの3問は,「考え方」の図が順に出てきますが,後の2問は「つながり図」がメインになります。
図については藤本先生が,3段階を大切に指導されています。
ステップ1 図を見せる。
ステップ2 図をよませる。
ステップ3 図をかかせる。
これも実に良い指導法ですよね。
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6年の「対称な図形」は,ダウンロード販売が開始されました。ソフトが5本入って,700円です。使用期限は2016年3月31日までです。ぜひ,ダウンロードされて,御活用ください。