友達の藤本先生から,嬉しいメールをいただきました。
知り合いの先生に算数ソフトを紹介したら,その先生が「これで、3000円、安い!」と言われたそうです。
さらに,「これ一つを作るにも、すごい労力を必要とするんだよ」とも言っていたそうです。
ソフト開発を実際にやったことのある先生から,こういう好評をいただけて,何とも有り難い次第です。

算数のソフト開発の肝は,やっぱり「わかりやすさの演出」にあります。
その演出には,大きく2種類あります。
1つは,黒板や教科書ではできない表現を示すことです。
1つは,「見てなるほど!」と思える表現を示すことです。

5年生で小数のわり算を学びます。
このソフトを開発したとき,始めはわり算の式を普通に表現していました。しかし,それでは,「見てなるほど!」 感がでません。割る数より大きくなるなら,商の文字サイズも合わせて大きくなるようにしてみたくなり,プログラムに加筆しました。
そうしてできたのが,この画面です。
見ていて面白いですよね。

こういう面白いアイデアを加えられるのは,わり算を理解する基本である数直線が示せているからです。
「わり算」という言葉は,「1だったらになったらどうなりますか」ということなのです。ですので,文章問題では,数直線が書ければ,アバウトながらの商の見当がつきます。
上の画面で言えば, ピンクの線が1になったら,「6.2」はどうなるかと見ていけばいいのです。ピンクの線は見た目,2倍とちょっとで1になります。ですので,「6.2」を2バイトちょっとしたあたりが答えになります。
こういう視覚的概算ができるのが数直線の特徴です。

基本をしっかり押さえた上に,さらに,ちょっとしたアイデアを載せられると,算数はグイッと面白くなります。
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『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』 (5年3巻/さくら社/3000円+税)
・小数のかけ算
・小数のわり算
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算数ソフトが,ソフトを自作されている先生にも喜ばれているので,これはますます良いソフトを開発して行かなければと思います。
多いに張りきっています。
藤本先生,ありがとうございました!!