5年生で「倍数と約数」の学習をします。
「倍数」を学習したら,次は「公倍数」,「最小公倍数」を勉強します。
このソフトは,「公倍数」の「公」の概念をベン図で伝えるソフトです。
ベン図はご存じのように共通項を,円の重なっているところに表します。
それが,公倍数の「公」の概念とうまく重なります。
2の倍数の「?」をクリックすると,表の中の2の倍数の数が飛びだし,ベン図の中にセットされます。
5の倍数の「?」をクリックすると,表の中の5の倍数の数が飛び出します。
共通している数は,ベン図の中央に着地します。
一方だけにある数は,それぞれのコーナーに着地します。
これを,「2と3」「2と4」「2と5」「2と6」「3と4」「3と5」「3と6」「4と5」「4と6」の9通りで学習できます。
9通りも学習すると言うことは,公倍数のベン図を9回も経験するということです。これだけ経験するのですから,実力へとなっていきます。
ベン図への理解もしっかりしてきます。
公倍数への理解もしっかりしてきます。
よく分からずにいる子は,算数的経験が少ないのです。
算数的経験を積めば,たいていの子は,問題なく理解できます。
この経験を軽快にできるのが,このソフトです。
分からない子が出そうだなと思ったら,このソフトを使って快適に授業を進めてください。
このソフトは藤本先生とのコラボソフトです。
半年ほど前に作ったのですが,クラウドへアップし忘れていました。
来週中には,アップできるように準備を進めています。
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ところで,このベン図ですが,今から130年程前にジョン・ベンが考えついた表現です。
パッと見の分かりやすさが,集合の基本的な概念を把握しやすくしました。
ジョン・ベンの考案した「見せ方」が,分かりやすさの度合いをグッと高めてくれたのです。
ベン図という大人向けの思考も,子供に分かりやすい「見せ方」にすれば,子ども達だってスイスイと理解できるようになります。130年前の大数学者の思考の一端を,ササッと身につけられるソフトに仕上がっています。
クラウドをご利用の先生,アップされましたら,ぜひ,ご覧になってください。