6年生の比のソフトを1本作りました。
「比」のソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』に収録されています。ですので,大筋は,そちらのソフトをご活用ください。
このソフトは,小数の比を,簡単な比に直すソフトです。図は出てきませんが,どうやって計算すればいいかが,見ている内に分かってきます。
どうして,そうなるかというと,レベル「1」「2」「3」では,それぞれ同じパターンの問題を出しているからです。
レベル「1」は,10倍すれば,それが答えになる比。
レベル「2」は,10倍してから,約分する比。
レベル「3」は,「小数:整数」の比なので,10倍して,それから約分するタイプの比が出てきます。
同じパターンを続けてみると,どうやって答えが導かれていくのか,次第に気がついてきます。
「ああ,10倍しているな」とか,「わり算のように小数点を移動しているんだ」など,既習の学びを元に,あれこれ推理します。その推理に従って問題を次々解けたら,「納得!」となります。
こういう状態に子ども達を導けるのが,算数ソフトのなせる技です。
算数ソフトづくりの重要なポイントは,こういう同レベルで分ける点にもあります。
昔から,算数は問題の類型化や分類が研究的に行われてきています。
それを,易から難へと配列し,出題してきたのが,教科書であり,ドリルであり,参考書です。
先輩の作り上げた類型を活かしてソフトを作ると,その1つ1つの類型分類のところで,納得いくまで繰り返して学ぶことが出来ます。
「配列」を順次行う学習から,「納得」するまで取り組める学習も!
教室にPCがやってきている今の時代の算数。
納得するまで指導できる良い時代になりました。
近々,「もっと!算数」にアップします。