6年生の点対称のソフトです。
「点」対称ですから,真ん中の点を中心にして,ぐるっと180°回転させて,ピタッと同じ形になる図形です。
そういう図形はいったいどんな感じなのか。
頂点をぐりぐり動かすことで,
その感触をつかむことができます。
「この点がこう動くと,相方の点はこう動くのか!」
と,動かしているその時点で理解できる,そんな嬉しい体験ができます。
マウスでバリバリ動くところまでは,作り進んでいます。
この先,寸法の数値などをあれこれセットするプログラムを書いていきます。
ゴールデンウィーク明けぐらいまでには,完成させたいと思っています。
クラウドにも後日入れていきます。
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話は変わりますが,こういう図形のプログラムを組んでいると,つくづく思うのは,中学や高等で習う数学の重要性です。
コンピュータ上で図形を示すにも,計算が必要なのです。
この点対称のソフトでは,座標の考え方が基本となっています。
中心点が原点ですから,そこがpoint(0, 0)となっています。
図形の頂点の位置も,point(30, -40)などと表現しています。
そうして,辺の長さの計算には,高校で学んだ三角関数を使います。
大学に入学して以来,三角関数は単なる教養でしかなかったのですが,ソフト開発するようになり,三角関数は実用としてとても重要な思考法となっています。
そこに,この点がここに動くとき,相方の点は正負が逆になる位置に移動する,という命令を記述していきます。
算数のソフトを創っているのですから,数学的な思考を要求されるのは当たり前なのですが,学生の頃に高等数学を学ぶことが出来たことにつくづく感謝しています。