【横山験也のちょっと一休み】№.3269
アボガドの種を植えたら、今朝、芽が出ていました!
種を植えたのは、去年の10月中旬ごろです。
小学校で教えていたころ、理科で「発芽の3条件」を教えたことがあります。「空気」「水」「適当な温度」があれば発芽します。
ネットによると、アボガドは20度ぐらいが発芽によいようで、1か月くらいで芽が出るとのことでした。
10月だったので、温度が若干心配でした。でも、少しぐらいは問題なかろうと思って植えたのですが、11月に入っても全く変化がありません。
アボガドの種は乾燥に弱いと出ていたので、毎日、少しの水をかけていました。それでも、12月になっても芽は出ません。
1月に入り、さすがにもう駄目だろうと思い、しばらく放っておきました。
そうして、2月の下旬ごろ、少し気温が上がってきたので、もしかしたらと思い、再び水を少しかけていたら、今朝、芽が出ていました。
気温20度に達しない3月に発芽です。
季節外れで、気温不足。それでも発芽した種を見ると、発芽の3条件の「適当な温度」は小学校で教えていたことより、意味が深いように思えます。
どうも2種類あるように思います。
1つは、小学校で教えている意味です。これまでに人間が観察を続けてくれた結果として、「〇度~〇度くらいが発芽にナイスですよ」というものです。
人間が考えた平均的な発芽の温度、最適化された発芽の温度です。
もう1つが、この人間が考えた平均温度とは別に、種の方が「でたくなったなぁ」という、種の都合です。
10月ごろに根が出ていて、芽を出そうとしたけど寒くて出せず、寒い冬は活動停止。そうして、暖かなってきたときに、「もう根が出ているから芽も出さなきゃ!」となったように思えるのです。
なんというか、個々の種にも都合がって、それが平均温度とは別の、とって気持ちのいい時があり、平均温度と離れていても発芽するように思えています。
真相はわかりませんが、思わぬ時期の発芽でしたので、気分は上々です。良い気分で、SG会のレポートを少し書きました。姿勢のことを書いたのですが、お説教臭いので、学級経営のことを書きました。
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今日は5年生を読んだのですが、教科書に続いて読むと、鬼に金棒という感じになりますね。一段レベルが高いです。留意事項もよく書かれています。
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