【横山験也のちょっと一休み】№.3346
昨日のブログに、卒業式の話を、その昔にしたことを書きましたが、学校での礼儀作法を学ぶと、どうしても明治期の所までさかのぼることになります。
そのあたりの文献を読んでいると、江戸幕府崩壊とともに衰退をした小笠原流の作法のことも出てきます。
そこで、小笠原流の本を読むと、その源は小笠原長清(ながきよ)と出てくるのですが、この人が『吾妻鏡』にも出てきています。
「まさか、吾妻鏡でお会いするとは」
そんな気持ちになります。
2代将軍頼家は、風来坊将軍ではなく、遊び人将軍のようで、蹴鞠などが大好きです。
その頼家が、犬を飼うので順番で番をしてほしいと家来にすすめています。
そこに6人の家来の名前があり、1番、2番、3番と二人1組の順番が記されています。
その1番の筆頭の名前が小笠原長清です。
礼儀作法の源に当たる小笠原長清です。
これが犬追物につながるような予感がしているのですが、どうなるのでしょう。
卒業式など無い時代ですので、小笠原長清について知った所で何の役にも立たないのですが、なんだか親しみがあり、気持ちはハイです。
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