友達の赤坂先生の本です。札幌で赤坂先生のお話を伺い,かなり勉強したなとその伸びに驚かされました。その時のお話しに出てきたのが,「アドラー心理学」です。
帰宅して,『アドラー心理学入門』(岩見一郎著,ワニのNEW新書)を購入し,読みましたが,なかなか良かったです。
せっかくですから,この勢いに乗って,赤坂先生のアドラー心理学の本を読んでみたくなりました。
それが左の本『先生のためのアドラー心理学 勇気づけの学級づくり』です。
この本は,子ども達との向き合い方について,その根本的な考え方を読者にしっかり与えてくれる良い本です。
この子は何をしたかったのかという「目的論」
勇気づけの3点。
1,期待しないこと。あきらめないこと。
2,対象を尊敬すること。
3,勇気づけかたよりも,勇気づいたか。
子どもと接するときに,教師は何を頭に入れておくべきかが,分かりやすく書かれています。
先生の方が方向性を持って子どもに接することの他に,赤坂先生の決めの細やかさが伝わってきます。
あったかい先生だなぁと感じられてきます。
今まで,心理学というとちょっと敬遠していたのですが,アドラー心理学は良い感じです。
作法の研究の足りないところを補完できる良い学問です。