【横山験也のちょっと一休み】№.3244
「汗で補え、不足の能力」
なかなか面白い言葉で、フッとつぶやいて、その気になることもあります。
この言葉は戦時中の言葉だったと思います。
たしか、「汗で補え、不足の資源」だったか。
資源を汗で補うというのも面白いのですが、自己啓発にはちょっと向きません。
もう少し自分に近づけてみたくて、「能力」と差し替えて使っています。
資源でも能力でもどちらにしろ、「汗で補え」が非常にいいです。
ひたすら前に向かって進むぞ!という熱いものを感じます。
「汗で補え」は、「全力」に似ています。
でも、ちょっと感覚が違います。
「全力」はストレートなるがゆえに、少しの気のゆるみも逃すことが許されない気持ちになります。一瞬の気のゆるみもない、100%の感覚です。
きついなぁと感じます。
「汗で補え」は一生懸命なのですが、汗をぬぐったり、ちょっと休憩したりが認められているように感じます。
なにしろ、「汗」は「水」と「干す」ですから、汗をかいたらちょっと休んで、汗が引いたらまた頑張って。実に人間的で継続的で、どことなく生産性も高そうな気がします。
最近は汗をかくような仕事をしてないので、気持ちだけ「汗で補え、不足の能力」を推進しています。
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大好評の「夢中で算数」の第1巻、第2巻です!
ネコちゃんも登場しています。可愛いです。
第3巻は夏には出るだろうと思っています。ご期待ください!