【横山験也のちょっと一休み】№.2171
■『道徳読み』が出ます! 道徳の定義はいかに■
3月です。
『道徳読み–教科書を使う道徳の新しい授業法』が20日に発売になります。
4月からは、いよいよ道徳の教科書が登場します。
どうしたって、その教科書を使って道徳の授業をするのがノーマルな時代になります。
少々心配の走る先生もおられると思います。
でも、道徳読みをすでに実践している先生にとっては、それほど大きな問題ではありません。
すでに、読み物教材を使って、毎週毎週、道徳の授業を行っているからです。
私も教科書を使うことには大賛成をしています。
それは、教科書となることで、10年先、20年先の教材の質が高まるからです。
質の高い教材を使って道徳読みができれば、子供達の道徳力は一層高まります。
良い循環ができる!
そう思っています。
講座などに参加したり、道徳の本を読んでいると、まれに、「道徳」の定義について語られたり、記されたりしています。
定義をしないと気持ちが収まらない先生には、定義は必要なのですが、私は、道徳は定義をしない方が良いと考えています。
こういうものだと定めると、道徳が固定されてしまい、融通が利かなくなると思っているからです。
代わりに、何を考えているかというと、「説明」です。
「道徳とは何か?」と問われたら、相手に応じて、その場に応じて、答え方が変わってきます。
小学校1年生に語る答えと、6年に語る答えは自ずと違います。
先生方に向けて語る場合も、違ってきます。
先日は、「天の道、人の徳」と答えました。
そういう理念的なところを語った方が良い場と思ったからです。
道徳は学び甲斐のある教科です。
『道徳読み』の本が出たら、そこからさらにステップアップする勉強を進めていきたいと思っています。
3月はやっぱりいいですね。
やる気が湧いてきます。
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