【横山験也のちょっと一休み】№.2173

■新刊『道徳読み』の画期的なところ!■
3月20日に『道徳読み–教科書を使う道徳の新しい授業法』が発売になります。

この本、なかなか画期的な内容になっています。

まずは、道徳をどう考えるのかという「道徳の基本的な考え方」が記されています。
この話は1年ほど前の道徳のセミナーでお話をしました。
「道徳のそもそも論」というテーマで話しました。

参加された先生方は、皆さん、驚きの連続でした。
今までに聞いたことの無い話ばかりだったのでしょう。

特に、国語と道徳の考え方の違いを、とても簡単な事例で話したところでは、思わず、声を上げてしまう先生もいたほどでした。
参加者の先生方の中には、道徳を長年勉強し続けている先生もいます。
その先生方も驚いていたのですから、初めて聞く内容だったのです。
「道徳のそもそも論」は、きっと日本で初めて示された内容なのだろうと思います。
それが、新刊『道徳読み』に記されています。

もう一つは、やっぱり、授業法です。
道徳の雑誌や本を少し読みましたが、「道徳読み」に近い内容は出てきません。
その理由は、たぶん、道徳の読み物教材への授業法の研究がまだ本格化していないからだろうと思っています。

今はまだ、全国的に「道徳の教え方」に力点が入っている時代なのです。
「道徳読み」はその方法が、「道徳の学び方」にもなっています。
「道徳の教え方」と「道徳の学び方」の違いは、『道徳読み』が出ることにより、論議されるようになるだろうと思っています。

こういう画期的と感じるところも大事なことですが、もっと大事なことは、目の前の 子供たちが道徳を楽しんで学んでくれることです。
そういう授業が実現するのが「道徳読み」です。
『道徳読み』の発売が楽しみですね。

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