【横山験也のちょっと一休み】№.2177

■「道徳読み」、明日からでも、すぐにできます。■
3月20日発売予定の『道徳読み』の表紙です。
落ち着いた道徳。
自分からしっかりと読む。
そういう雰囲気を感じますね。

こういう雰囲気で道徳授業が進んだら、まさに道徳らしい道徳の授業と言えます。
ワーワー騒がしくなったり、ギスギスと意見を戦わせる姿は、道徳とはおよそ縁遠い状態です。

落ち着いて、しかも、道徳が蓄積されていく。
道徳の授業は、そうあるべきです。

落ち着き、力が高まる。
それなのに、「道徳読み」の授業のやり方は簡単で誰でもできます。

編著者の広山隆行先生は本書の「はじめに」で次のように言っています。
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「道徳読み」は、教科書を使って行うのが基本です。
ですから、特別な準備がいりません。
明日からでも、すぐにできます。
そして「道徳読み」をすればするほど、道徳的な見方・考え方が心の中に蓄積されていきます。
子どもたちの変容に手ごたえを感じるはずです。(p3)
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学生の頃から道徳を研究し、教壇に立ってからもずっと実践研究をしてきた広山先生です。
現在は、学研教育みらい平成32 年度版「道徳」検定教科書編集委員も担っています。
その広山先生が、実際に「道徳読み」で授業実践を進めてきました。
その事実から出てきた言葉が、「明日からでも、すぐにできます。」なのです。

広山隆行先生編著の『道徳読み』の本。
道徳に関心のある先生には、ぜひ、手に取って読んでいただきたいと願います。

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