【横山験也のちょっと一休み】№.2204
■「道徳読み」。「これは、すごい」と実感■
『道徳読み』の「あとがき」を読まれましたか。
広山隆行先生は、次のように書いています。
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私は「道徳読み」の授業のやり方を初めて耳にした時、「これはすごいぞ!」と直感しました。
「すごい」というのは、これまでの道徳の授業で身につけさせることとは、全く違うことが起こることが予感されたのです。(p139)
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長年道徳の授業を研究してきた広山先生が「すごいぞ!」と感じるのですから、本当にすごいのです。
そのすごさの中味は、これまでの道徳では身につけさせて来なかった事柄なのです。
どんな事柄か。私がキャッチした範囲ですが、
1、読み物教材からの広がり
→文章だけでなく、絵や現実の出来事などからも道徳を見つける力が付く。
2、道徳の蓄積
→回を重ねるにつれ、道徳を見つける力がついていく。
この2つがあります。
特に、道徳の蓄積に関しては、第2回道徳読み学習会で発表した熊谷先生、鬼澤先生、嘉手川先生のお話が素晴らしかったです。
新年度に「道徳読み」の実践が進むと、3つ目、4つ目が発見されるかもしれません。
一つでも見つかったら、それは道徳授業史の1ページを書き綴ったことになると思っています。
「蓄積」と「広がり」。
この2つの力ついたクラスと、そうでないクラスがあったとします。
両クラスで同じ教材文を使って、同じ発問をしたとします。
同じような結果になるのでしょうか。
「道徳読み」を実践している先生は、「同じにはならないよ」というでしょうね。
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