【横山験也のちょっと一休み】№.2221
■「道徳読み」で道徳の授業が始まりました!■
大阪の丸岡慎弥先生が「道徳読み」の発展を願って、フェイスブックに「道徳読みを研究する会」というグループを作ってくれました。
新年度が始まり、道徳の授業もスタートしました。
熊谷先生、植田先生、沼田先生から、「道徳読み」による道徳の授業情報がアップされています。
板書がアップされているので、どんなふうに授業が展開されていったのか、大きな流れが分かります。
この板書ですが、最近の若い先生の板書は見事ですね。
1面に1時間分をバランスよく板書しています。
熊谷先生は、第1時間目に「道徳とはなんぞや」の授業をされました。
その板書の一端が↓↓↓です。
この熊谷先生の図は、元々の「人と自分の図」を大きく発展させた、素晴らしい図です。
「道徳読み」はかなり基本的なことしか示されていませんので、こうして、実践される先生がどんどん改良を加えてくれています。
熊谷先生の板書を見てわかると思いますが、「自分に正しく」というのは、他の人にも言えることです。
そこを図でしっかり示して、子ども達に分かりやすくしています。
ここまででも、十分に素晴らしいです。
さらに、その正しさに相違があることを、熊谷先生は示しています。
「いつも同じとは限らない」と。
ここ、大事ですね。
相違があると、ややもするとどっちがより正しいかと、戦いの構図になります。
でも、そうしないで、その違いを理解する力を持つことです。
包容力とも、受容力とも言います。
すると、次第に「忍耐力」が付いてきます。
そういう方向へも歩める、良い図ですね。
大いに勉強になっています。
板書の図も、きっと熊谷学級の道徳掲示になるのでしょうね。
「道徳読み」を勉強するには、『道徳読み』をお読みになるのが一番です。
また、近くに「道徳読み」で実践をしている先生がいらっしゃったら、その先生に話を聞いてみるのもいいです。
「道徳読み」はとても簡単な道徳の授業法です。
それでいて、子ども達が一生懸命になり、道徳心が付いていきます。
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