【横山験也のちょっと一休み】№.2729

■ 『道徳読み』がお陰様で3刷に ■

18年の3月に刊行した『道徳読み』
お陰様で、静々と広がっており、今月3刷がでました。

このブログを読まれている先生でしたら、すでに、道徳読みをご存知と思います。
教科書の教材文を読んで、そこにどんな道徳が横たわっているかを、自分で見出していく授業です。

どうしてそういう形を生み出したのかと言うと、子供と言えども心のうちに道徳心をしっかりと持っているからです。
既に持っている道徳心を自分から発動する方向に授業を進められたら、これは素晴らしいことです。
道徳を見つけると、不思議と人に伝えたくなり、伝える過程を通して、自分の見出だした道徳が、自分自身により一層しっかりと積もっていきます。

さらに面白いのは、友だちに伝えると、同じ教材を読んでいるのに見出す道徳が違っていることに気づきます。
人と自分には、感じ方、考え方に違いがあることを知り、まずはそれを理解し合うことができます。
この感覚、この心を育てることは、それだけでも人との交流を円滑する良い方向への導きとなります。

いい気分になり、今日も吉川幸次郎さんの『「論語」の話』を読み進めました。
NHKのラジオで連日放送されただけありますね。
読んで線を引いているだけでも、染みるものがあります。
つたないですが、これは大人の「道徳読み」です。

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