10月からは,嬉しいことがたくさん続くのですが,『教師のチカラ』の最新号の表紙に素敵な写真が映っています。城ヶ崎滋雄先生が指導中の写真です。表紙をめくった巻頭ページには,その写真が大きく写っています。
教育雑誌の表紙や巻頭に親友の先生が出てくるのは,やっぱり嬉しいですね。
今日は,『道徳のチカラ』が届きました。
表紙には宇佐美先生のお写真が。これもまた,嬉しく思いました。
こういう雑誌で教育の最先端を走っている先生方にも,今回出た上嶋惠先生の『3ステップ「聞く」トレーニング 自立と社会性を育む特別支援教育』は,読んで欲しいと思います。
教師の世界に限らず,同類の人がたくさんいると,あれこれとグループができます。グループを意識していなくても,気のあった仲間ができ,自然にグループが形成されていきます。
そうして,読む本も,次第に自分に近い存在の先生の本を多めに読む傾向になります。
私自身もそうでしたので,今,最先端を走っている先生も,同様な感じだと思います。
それでも,時々,見知らぬ世界を拓いている先生の本を読むと,多いに勉強になります。
若い頃,見知らぬ先生の本だけど,読んで大きな影響を受けた一つが,東京書籍から出ていた『算数が好きになる考え方』(高森敏夫)です。
後半に出てきた,「反復練習だけで計算力が身につくか」という論考には強く感動しました。これが,戦前の藤森良蔵先生の桃太郎の繰り返し理論に相乗し,一つの理想的な指導の姿として,「理解が伴う反復提示」が私の意識に上るようになりました。教材の作り方も次第に理解重視になり,理解させつつ繰り返し提示できる教材作りとなりました。
この意識をマックスに具現化したのが,私のつくっている算数ソフトです。
上嶋先生の『3ステップ 聞くトレーニング』を読んだ先生の中には,大きな衝撃を受ける先生もいると思います。
私が今現役だったら,きっと指導の基礎として自分の持ち味に加味していくと思います。そうして,藤森先生や高森先生の本と同様に,上嶋先生の本も非常に嬉しい一冊になっていくのだろうと思えています。良い本です。
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ゆっくりとしたペースで『西遊草』(清河八郎)を読んでいます。
この本の中に,女性を上り下り共に通さない関所がでてきます。そういう関所は,関所近くの宿場に泊まり,夜が明ける前に通過すればOKと出ています。関所のイメージが豊かになりました。
明日,宇都宮へ行くので,道中,楽しみながら続きを読みたいと思っています。