横山験也のちょっと一休み】№.3702
親友の城ケ崎先生から、5年の円周率に関するアイディア教材の知らせを受けました。
まずは、写真をご覧ください。
円周率を指導したことのある先生でしたら、「なるほど!」と感じるものがあるでしょうね。
城ケ崎先生の話によると、モールを使って、これを作ったそうです。
色分けされているのもいいですね。
これなら、「直径3つ分とちょっと」と視覚的にわかります。
城ケ崎先生のこの教材の冴えているところは、大きさの違う円を2つ用意していることです。
城ケ崎先生は言います。
「円周率は割合だと見てわかるように二つ作り、比べます。」
長さは違うけど、円周の同じ位置で次のモールに変わっています。
これが割合の大きな特徴です。長さとは関係がないのです。
5年生の子ども達にはわからないと思いますが、相似の関係になっています。だから、円の大きさがどうであっても、直径の3つ分とちょっとにいつもなるのです。
そうして、城ケ崎先生は言います。
「見てわかる算数を今年は意識しています。」
素晴らしいことです。
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下の本には、このモールの教材は載っていませんが、たくさんのアイディア教材が載っています。