なんだか,懐かしいことを1つ思い出しました。

担任をしていると,ひょんなことで寂しそうにしている子と出会います。
通常でしたら,「どうしたの」と声をかけるのですが,そうしない場合も多々ありました。

下のような歌詞の歌を知っていたからです。
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どこかで不幸に泣く人あれば・・・・・・・
しっかりしろよとなぐさめる
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これは,「月光仮面」のテーマソングです。
月光仮面の慰めの言葉は,「しっかりしろよ」なのです。
すごく力強いです。こういうの,良いなぁと思います。

月光仮面は普通の人ではありません。
人格も特殊能力も,人並み外れたすばらしさの持ち主です。
そういう人は,「どうしたの」などとは言わないのです。
子どもと同じ目線で語るようなことはしません。
基本は,「常に前向き!」です。
ですから,少し高い位置から,「しっかりしろよ」と言うのです。
これこそ,「進んでいるうちに,立ち直る」というスーパーポジティブ姿勢です。
私は,こういう姿勢が好きでした。

先生は子どもから見れば,とっても偉い存在です。月光仮面にちょっと近いです。
だから,月光仮面の方向性で,好きだった「巨人の星」風にして,星一徹のようなセリフを言っていました。

「泣くんじゃない。
ご覧(といいつつ,窓越しの空を指さす),
あれが3年1組の星だ!」

でも,日ごろがエンタメ系の授業なので,子どもも鍛えられています。
吉本花月のように返してきます。
「先生,今,昼!」

こうして笑い飛ばしておしまいです。
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先週の土曜日のセミナーで,渡邊先生が親子の崩れについて話してくれました。
ダメになった子の家庭は,親子が友達のようなタイプが多いそうです。
やっぱり,「父子親あり,君臣義あり,夫婦別あり,長幼序あり,朋友信あり」の五倫が大事なのだなぁと思っていたら,なぜか,月光仮面へとつながってしまいました。