【横山験也のちょっと一休み】№.2618
22日(日)は、「さくら社創立10周年記念セミナー」です。
オッ!と感じた方、ぜひ、御参加ください。
お待ちしています。
■ 木更津技法研に参加しました ■
野口芳宏先生が主催する木更津技法研。すでに、その歴史は30年以上あります。
今回は、『教育と授業』へのレポートが課題となっていました。
課題がヘビーなので、レポートはほどんど出ないかもしれないと憶測していたのですが、どうしてどうしてです。
6人の先生が参加していて、出てきたレポートは8本です。
欠席の先生2名がレポートだけでも!との思いからか、事務局の小路先生に送ってきました。
木更津技法研の熱意を感じました。
レポートが配れた後、野口先生からレポート番号が付けられました。
石見先生のが1番、畑野先生が2番・・・。その番号をレポートに打っていきます。ちょっとした配慮ですが、レポート発表が実に円滑に進んでいました。
レポートが提案され、意見が飛び交うのですが、小路先生の発言は重かったです。若い頃から全国を飛び回り勉強をし続けてきている人は違うなと思いました。また、技法研の重鎮になっている姿に頼もしさを感じました。
ポロッと出た言葉で、感じ入ったことを一つ。
1番バッターの石見(いわみ)先生が、開口一番、「緊張感が文章から伝わって来て、自分の息が浅くなりました」と感想を話してくれました。
それを聞いて、石見先生は読めていると感じました。
『教育と授業』を読み、宇佐美先生の論述と、野口先生の論述から、新しい読みのスタートラインが見えそうな感覚を持っていました。
でも、あまりにもぼんやりしていて、自分ではピントを合わせることができません。こういう場合は、寝かせるのが一番。問題意識として持ち続けていると、いつかどこかでリンゴが落ちてきます。
技法研でレポートをじっと聞いていると、じわじわと輪郭が見え始めました。そうして、全てのレポートが終わるころには、自分の中で整理できていなかった「読める」という世界での上達の過程、その初級段階の取り組みの映像が見えて来ました。
ピントが合えば、「道徳読み」に次ぐ世界感をつかめそうと予測していたので、ちょっといい感じでした。
2年か3年後には、本にして発表ができそうな・・・という思いになりました。
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