【横山験也のちょっと一休み】№.3268
算数の本は、内容を大方知っているので、斜め読みが結構多くなっています。
そんな時、まれに、ドキッ!と来る記述と出合うことがあります。
今日は、偶然にもそれがありがありました。
こちらです。
ジーっと見ていると、何となく伝わるものを感じます。
しかし、見た瞬間は、「なんだこれ?」状態でした。
もう、お分かりかと思います。
下のようなひき算の時につかう「1000=9910」のお仲間です。
こういうのを見ると、2年生で「999に1を足した数は?」といった学習の説明に使えるなと感じてきます。
「999に1を足すと、一の位が10になるので、まずは9910になります」と示すことができます。
「9910」は理屈を話してもいいですし、読み上げてもわかりやすいです。
読み上げると、「九百、九十、十」となり、かなり「ヘン!」となります。
以下同様に、「9100」から「1000」となり、「1000」へとたどりつきます。
999に1をたすということは、数の順番では「999→1000」と一足飛びですが、位取りの世界では、ホップステップジャンプのような流れがあります。
数のどこに視点を向けるかによって、見え方が違ってきます。
その位取りのシーンをコマ割りしてみるのに、「1=0.00(10)」は役に立ちますね。
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下の2冊には楽しい算数のアイディアがドーンと載っています。
算数が気になる先生、お読みいただけたらと願います。
ネコちゃんも登場します。