論語が好きなので,時々論語の本を読んでいます。
  さすがに,2500年の歴史を経て,今日まで読み継がれているだけのことはあります。書かれている言葉が,体に心に響いてきます。重みがあります。

  その論語の中から,学級づくりの役に立つ言葉を選んで「日めくり」にしたのが,『心に刻む日めくり言葉 子どものための教室論語』です。
 
  これを教卓に置いて,新学期をスタートさせている先生方がいます。すごい!と感心させられています。

  その先生方からのメールには・・・

    あっと言う間に注目されました。
    「先生俺休み時間に全部読んだよ!」と言った男の子もいました。  

とありました。
  教卓に置くだけで大注目となり,解説文まで読んでしまう子がでました。さすが,論語と思います。

  2年生の教室でも,,子ども達に受け入れられています。
    教卓において毎日唱和しています。
    うっかり唱和を忘れると「今日はまだ論語を読んでないよ」と子どもたちに言われます。

  朝の会で唱和している先生もおられます。
  また,係活動の一環に組み込んでいる先生もいます。    
    係の子が、小黒板に毎朝写してくれ、毎時間の号令の際、全員で唱和します。
    興味の湧いた子が、カレンダーの解説を読みに行きます。
  
小黒板に書き写して,みんなに見えるようにして・・・。これもなるほどと思います。それだけの事をするに値するのが論語なのだと,わかっている先生なのです。力量を感じます。 

  この『教室論語』は,「日めくり」の形になっているので,毎日のリズムになりやすいのだと思います。
  論語の唱和が日課となって,1年間続けたら,孔子の価値ある言葉が子ども達の心に息づきますね。
  子ども達同様,私までも良い影響を受けています。仕事部屋でいつでも目にふれているので,孔子の教えが私の心を涵養してくれています。ありがたいです。