山根僚介先生のお誘いで,徹底反復研究会に参加してきました。
事務局の山根大文先生にも大変お世話になり,楽しくセミナーに参加できました。
講座では,山根僚介先生のICTを使った徹底反復の話に頷きっぱなしでした。
コンピュータでちょっとした教材を作り,それを隙間の時間に大活用。
そういうことが簡単にできる時代になっています。良いことです。
藤本浩之先生の熱血な話は,合間に大笑いがあり,さすが文科省の優秀教員で表彰されている先生だと思いました。
算数ソフトの活用法では,ピカイチの力を持っています。
その一端が示され,さらに,究極のブラックボックス活用も!
なるほど!の連続でした。
私の話は,「算数ソフト」と「和算」と「作法」です。
算数ソフトは「しくみ」を理解すること。これこそが本当の底力を付けることであり,王道であることを伝えたつもりです。
授業展開として,事前学習法があることをお話ししました。
和算は,和算の問題を解くと言うより,当時の算術家の生活臭い考え方を皆さんに考えてもらいました。
吹き矢で相手を刺し・・・というのは,地べたに伏せて・・・というのや,脱兎のごとく走り・・・というのや・・・。
大笑いしました。
結果,江戸時代の人々は楽しいということになりました。
作法は,ひたすら「姿勢」です。
「姿勢が良ければ,すべて良し」と思われてしまうほどの話でした。
姿勢の話が2次会で良い成果を上げました。
澤口先生が「私は姿勢が悪くて・・・」というので,飲み屋で特別講習を2分ほど行いました。
グイッと姿勢が良くなり,カウンターの自席に戻ると,そばにいた女性の岡原先生が「さっきと顔つきが変わった!」と言っていました。凜とした顔になっていたのです。
そんなこんなで,澤口先生は立腰2号となりました。
きっと,将来良い成長をすると思います。根本が変わりそうだからです。
講座中,ふっと思ったのは,次の論語の一節です。
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成事は説(と)かず
遂事(すいじ)は諫(いさ)めず
既往は咎(とが)めず 論語
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何のタイミングでこれを思い出したかは,忘れてしまいました。
論語の一節を思い出すような刺激があったことが,嬉しかったところです。