【横山験也のちょっと一休み】№.2508

■ 保護者会の心得と授業参観 ■

つたないことを少し。

4月といえば、第1回目の保護者会があります。
若い先生の中には、ちょっと緊張が走る人もいるでしょう。
私もそれなりに緊張をし、あがらないように掌に人という字を書いて食べてみたりしました。
こういうのはおまじないですから、それ自体の効能はどの程度なのかはわかりません。

大事なことは、自分は先生だという自覚を持つことです。
何しろ、保護者会に参加する皆さんは先生の話を聞きに来ているのです。
その先生が先生らしく会釈でもしてくれたら、ホッとします。

そうして、自信をもって懇談会に臨めばいいのです。
その上で、伝えるべきことを伝えたり、話し合うべきことを話し合ってもらったりして会が進行すれば、いい感じで終了します。

懇談会のある日は、たいてい授業参観もあります。
親の前で授業をするのがちょっと苦手という先生もいます。
得意な教科を・・と昔は言っていましたが、今は時代の変わり目に入りました。
ICTを使った授業をすると、参観している皆さんは一様に驚きます。
「自分の子供の頃には無かった」と。
それを算数で授業すると、とてもいい雰囲気になります。

若いころのことですが、保護者の方からこんな質問を受けることがありました。
「先生は何がお得意なのですか」
こういう質問には、次のように答えていました。
「専門は算数です。得意は国語です。」
これは、私の親友にもそう答えるといいことを話していました。
なぜなら、国語や算数をしっかり教えてもらえるとなると、このクラスでよかったと思ってもらえるからです。
最近、学校は楽しく過ごす場であればいいという雰囲気になっていますが、それは世の中に吹いている風です。
実際には、「学校は勉強する所」だから、国語や算数がしっかりできて、ついでに楽しいのがいいのです。

そんなことで、今は、初めての授業参観には算数ソフトを使って楽しく授業をすることを勧めています。
子ども達がバリバリ手を挙げて授業に臨んでいる姿を見たら、安心します。
授業参観後の懇談会でも、担任の先生に対する視線が暖かくなります。
その後の家庭訪問でも、授業参観で見た新しい時代の授業に感動したことなどが話題になります。

せっかくの保護者会と授業参観です。
保護者の皆さんとのいいスタートを切ってほしいですね。

今書いた算数ソフトというのは、<こちら>です。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』です。
このソフトのルワンダ版を使った授業が、この3月に行われ、大成果を上げました。

今週の土曜は、道徳読みと算数のセミナーです。
東京の調子で開催されます。
参加ご希望の方は、<こちら>からお願いします。

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