【横山験也のちょっと一休み】№.3037

明石要一先生のこの本を読んで、大きな示唆を頂き、それまでの読書を全部、中断しました。
算数関係の本を机の上に載せて読んでいたのですが、それを一旦机からどかしました。

代わりに、学生時代から感銘を受けてきた本を机の上に置き、それをガリガリと読み進めています。
もう、1か月も、こんなことをしています。

この本には、教えられることと教えられないことについての事例がたくさん載っています。それを読んでいる内に、どうも、世の中は教えられるが半分、教えられないことが半分と思えてきました。
その教えられない半分の部分に、一生懸命に取り組む人は少なく感じ、私には未開の領域と思えてしまったのです。
未開の領域がザクザクあると思ってしまったら、「これは面白い!!」「そこを掘るんだ!」とテンションが上がり、本の入れ替えにまで至りました。

おかげで今、かなり面白くなっています。
「イワシの頭も信心から」に近い、論の通らない世界が好きだったのですが、そこが次第に整理されてきました。
すると、今まで感覚的に良いと思っていたことが、その根底で大方がつながり始めました。
なんだか、すごく良い感じです。

本を読んで書いてあることを学ぶのも良い勉強になります。
読んで感じ入って、生き方を良い方向に上昇させたくなる本は極上の本と言えます。
『教えられること 教えられないこと』は、私にとって実に有難い本となりました。

関連記事: