横山験也のちょっと一休み】№.3042
小学校の先生を辞めてから、今日でちょうど満20年となりました。私が退職をしたのは2001年の3月31日ですから、21世紀になったばかりです。
その頃の授業は1時間単位で進んでいました。それが今は単元縦断・教科横断へと進んでいます。
退職前、私は算数の授業で「比例実験会」を開いたり、縮尺を使った「世界○○kmの旅」など、かなり思い切った授業もしていました。当時としては、「何もそこまで」と思える授業でしたが、1時間単位という常識が私の頭にもあり、今の時代のようなダイナミックな授業づくりには至りませんでした。
しかしながら、時代の制約のある中、そこそこ先の時代を予感させる方向の授業をしていたようにも思えています。まあ、いい線行っていたと思っています。
また、コンピュータルームが出来たころでした。コンピュータを使った授業を熱心にしていましたが、1人1台の発想は不可能で、クラウドはイメージする事すらできませんでした。
それでも、当時の表計算ソフト「ロータス123」を使った授業が大受けし、私は退職を強く意識するようになりました。
これからはコンピュータの時代だと思い、PCでの算数の授業を研究していたら、それが、自分の人生に影響を与える授業をしていたことにもなり、この方面でもこれまたいい線行っていたと思っています。
そんな歴史が自分の中にあるので、この3冊には輝きを感じます。
新しいGIGAスクールの時代に向けて、多くの先生方にお役に立つ内容が書いてあります。
このような新しい時代を照らす本を、若い先生にはガツガツと読んで欲しいと思います。
そうして、時代はさらに前へ前へと進むので、書いてある内容よりさらにダイナミックな方向に若い先生が考えてくれたら、日本の教育はグイグイと面白くなるだろうなと思っています。
時代は大筋こっちの方向に向かうであろうと言うことは、なんとなく把握できます。
その方向に研究を進めるのも大吉です。
そこ方向の横っちょにも驚きの道があること感じ取って進むのも、私は大吉と思っています。
先ほどの3冊、どれも良い本です。
まだ、お読みになっていない本がありましたら、春休み中にぜひ!!
—
関連記事: