先日,宇佐美寛先生とお会いしました。
その時,本を御紹介いただきました。
『生徒たちには言えないこと』(諏訪哲二著,中公新書ラクレ)です。

私にも読めそうな本だったので,早速購入して読み始めています。

●先生がえらいのは学校に所属しているから。
これは,その通りです。
近所の子ども達に何か指導を入れても,それは学校で指導を入れるときは大きく違います。「なんだ,このオッサン」となり,通じないのが基本なのです。
子ども達も,自分との関わりで大人を見るので,「あんたなんかに,言われたくないよ」となるのでしょうね。それは肩書きの無い人が何を言っても,効力が弱いことと通じます。
先生は,先生としての役職を担っているから,えらいと思われ,指導も通るのです。
先生としてえらさを保つことは,とても大切な教育行為です。

●教師の「建前」やもっともらしさで,子どもたちを守る必要がある。
ここだけを読むと,何とも奇妙な感じですが,この本を読むと,なるほどと思えてきます。

急ぎ足で読んでいるので,ちょっと落ち着いて読もうと思います。