【横山験也のちょっと一休み】№.3521

この本、非常に注目しています!

聞くことから始めよう!:やる気を引き出し、意欲を高める評価

アメリカのマイロン・デューク氏が記した本です。

アマゾンの紹介欄に次のように記されています。
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「頑張った態度」や「積極的な取り組み姿勢」ではなく、一人ひとりの能力を理解や社会への貢献という「結果」で評価するように切り替えていくこと
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ここを読んで、思い出したのは、算数の計算ミスを激減させる指導です。あの「一発君」です。

「計算ミスをしないようにしましょう」と何百回言っても、そういう張り紙をしても、また、「頑張って計算ミスに取り組んだね」とか、「積極的に計算ミスに立ち向かったね」と、その姿勢へ何らかの声掛けをしても、計算ミスはたいして減りません。

それより、「一発君」を実際に行うことです。「一発君」という評価を子ども達に示すことです。
それが、計算ミスに本気になって立ち向かう子ども達を生み出します。

こういう「行為を評価する」ことで、「立ち向かう意思を強くする」という指導をしてきました。しかしながら、私は、そこから応用の利く原理を見出すなどの理論的構築はできませんでした。

この『聞くことから始めよう!』の本には、その理論的なことが書かれているように思えています。書かれていないとしても、「行為を評価する」ことについての重要な考え方などのヒントがえられそうと、今思っています。
そうなったら、一発君の兄弟姉妹のような「行為の評価」をあれこれと生み出すことができやすくなります。
だから、どうしてもこの本は読みたいのです。
発売日が楽しみです。

この3冊は、私の書いた算数のアイディア集です。第3集は発売になったばかりです。応援をよろしくお願いいたします。