【横山験也のちょっと一休み】№.3196
久しぶりにヤフオクを見に行ったら、藤森良蔵の算術の本が出ていました。
神田の古本屋でも藤森良蔵の本は滅多にありません。あったとしても数学系の本となります。
ところが、今回のヤフオクは算数系の本でしたので、この本はしばらく出ないだろうと思い、「即決」もあったのでポチしました。
それが今日届いたので、仕事をちょっと中断して中を開きました。
驚きました。
序の後に、「藤森君へ」というタイトルの文章があり、その書き手が小倉金之助でした。
算数ファンとしては、もうこれだけでも大感激です。
小倉金之助の文章は藤森良蔵の教え方を絶賛しています。
それが読み終わると、今度は藤森良蔵から小倉金之助へ向けて「小倉博士へ」との題で書かれています。
往復書簡という感じで感動的に読みました。
中もパラパラと見ましたが、面白いですね。
分数の把握の仕方は、明治初期の基本形をきちんと守っているスタイルでかなりいい感じです。
少しずつ、ゆっくりと読んでいきたいと思います。
いい本が私のところにやってきてくれました。
ありがたいことです。
—
関連記事: