【横山験也のちょっと一休み】№.2110
■後生畏るべし
旧友の深澤久先生が率いる深澤道場に初参加。
若い先生がたくさん参加していて、活気ある道場です。
これは深澤先生の人徳のなせる姿と感心しました。
運営も若さ溢れています。
なにしろ、全員レポート提出。しかも、中身がぎっちり。
レポートの提案も挙手。やる気がない人は提案すらできない雰囲気です。
提案に対してのコメント・質問も挙手。この挙手もすっくと手を上げています。
提案レポートの中で、光っていたのは飯村先生のレポート。
にわか作りであると話していましたが、材料を選出した眼が冴えています。
熱を感じたのは小井戸先生のレポート。そのエネルギーをもう少し効率の良いところに回せると吉ですね。
教育の原理的に重要な内容を示していたのは藤高先生のレポート。貴重な内容でした。
懐の深さに感動したのは太田先生のレポート。こういう先生が本気になって道徳を学び、指導してほしいと思ったほどです。
羽鳥先生のレポートは実に優れていました。問題意識を持っているからです。もう、それだけで十分にいいです。
成長の度合いを左右する一つに、問題意識の有無があるからです。
道徳のレポートが多かったので、私も大いに勉強になりました。
ただ、道徳を四半世紀以上も研究実践している深澤先生の元で勉強をしているのだから、もう少し道徳そのものを学んでほしいと思います。
しかしながら、集まった先生方は、若さの持つエネルギーが強烈な先生方ですので、本気になってあれこれ学び始めたら畏るべき存在になっていくでしょう。
「後生畏るべし」
そう感じた道場でした。
会場に宇佐美寛先生の『教師の文章』と『日めくり論語』を各4部ずつ持っていきました。
皆さんが元気よく購入してくれ、『日めくり論語』が2冊残るだけとなりました。
するとその時、羽鳥先生が「残ったのは全部買います」と。
聞いた瞬間、思ったことは、「ムムッ、できる!」です。
これ、SG会の小路先生も同じです。
こういう「普通」とは一味違う素養を持つ先生の歩み、楽しみなものを感じます。
懇親会に30分ほど参加しました。
左に深澤先生、右に羽鳥先生という非常に良い席に座れました。
もう少しゆっくり歓談していたかったです。
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