【横山験也のちょっと一休み】№.3533

高崎で深澤久先生たちと、小さな読書会を開きました。
本は『鍛え・育てる 教師よ!「哲学」を持て』(深澤久著、日本標準)。この本は名著です!
参加者は深澤道場の若い先生5人。日本標準から2人。深澤ご夫妻。私。
なかなかのメンバーでした。

最初に道場の5人に感想を語ってもらいました。
私が最初からどんどん感想を語ってもよいのですが、それだと、若い先生方の吸収力が弱まります。ほんの少しでも感想を語ると、他の人との違いがわかりやすくなり、「ああ、そういう見方もあるのか」「あ、やっぱりそこも大事だな」と得るところが多くなります。

5人が話した後、私がしばらく話しました。
話したことは・・・
1、序章と本章の相違
2、「人の図」による構造把握
3、「ごみ10個」と深澤指導言の決定的相違
(深澤指導言の構造)
4、教師が示す指導言の構造と、児童に考えさせる構造との相違

このあたりぐらいで、会場がぐじゃぐじゃになり、私も全員に向けて話すをやめました。

予定では、この先、もう少し続きます。
5、深澤指導言のタイミング論
6、深澤指導の状態づくり
7、立候補指導の上達論
8、新しい時代への対応
9、深澤哲学の構造

合間に、こまかな具体への言及などもありますが、ちょうど半分ぐらいのところまで話せたので、まずはよかったと思っています。

会場に算数の本と、さくら社の新刊『聞くことから始めよう!』を持っていきました。道場の若者たちは前向きで、即座にほぼ完売でした。
特に、『聞くことから始めよう!』は、深澤先生の優れた実践を、そのまま追試するだけでなく、「8、新しい時代への対応」へ向けて一段高め、時代に対応した姿に転じていく実践的研究に役立つ本です。