岩手県の花巻で開催された「第8回鍛える国語教室」に参加してきました。
庭野三省先生の「国語好きな子を増やす授業づくり」からスタートしました。
「教師は機嫌良く!」この一言で,引き込まれていきました。作文の題材に,本物のヘビをつかう実践は,「子ども達の目を釘付けにする」「子ども達の心がヘビから離れない」「ヘビの一挙一動に,子ども達の感動が連動する」など,作文を書くために必要な要素を実例で示した,素晴らしい内容でした。
そのすばらしさを引き継ぐ形で,「学力形成を促す『学習用語』指導の実践提案」が駒井先生,菊池先生,千葉先生の3先生が講演してくれました。
3人ともパワーポイントを使って,学習用語を使うことがなぜ必要なのか,なぜ大切なのかを分かりやすく話していました。その内容が実に素晴らしく,「野口塾の先生方は大きく成長されているなぁ」と感動しつつ受講していました。
とくに,圧巻は千葉真先生の発表です。私もパワーポイントを買おうと思いました。
私も算数ソフトについて,少し話しをさせていただきました。
崩壊学級が10日で復旧したこと。そのクラスが1ヶ月には算数テストで平均点97点を出したこと。
どうして,こういう事が起こったのか。
「毎日,算数の授業でソフトを使える」こと。これが,子ども達の学びのモチベーションを上げ続けることに大きな役割を果たしたのです。
そんな話しを終えて,休み時間。
一人の女性の先生から声をかけられました。
昨年もこの講座に参加され,算数ソフトを購入してくださった先生です。
話しを伺うと,複式学級の子ども達が算数ソフトを使って自分たちで勉強をしているとのことです。
「教え合い,学び合いですね!」と言うと,「そうなんです!」と嬉しそうにされていました。
学年を尋ねると,5年生6年生の複式学級です。
その瞬間,頭の中に浮かんできたのは奥田先生です。奥田先生も複式学級を担任しています。
指導を直接できない方の学年の子ども達には,算数ソフトを使って「教え合い,学び合い」で学習を進めています。その効果は,これまでやり方とくらべて絶大と太鼓判を押してくれています。
その奥田先生の学級と同じような学習が,岩手県の複式学級でも起きていることを杉本先生から知らされたのです。
嬉しい一時でした。
とても嬉しかったので,記念撮影をしました。
『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』がお役に立っていて,とても嬉しいです。