【横山験也のちょっと一休み】№.2654

■ 神保町で古本まつり ■

神田古本まつり!
今年もやってきました。

写真のように、交差点の歩道に本棚がズラッと並んでオレンジ色の幕が張られます。
ここが古本まつりの中心地のようなところです。
ここから左右に伸びる歩道に古本屋が並んでいて、その店前に本棚とワゴンがでています。
ですので、歩道を歩くと、右も左も全部古本の本棚とワゴンとなります。

お祭りの夜店に人が集まるように、活字の世界に人が群がっています。
ここに日本人のすごさを感じてしまいます。

今回の買い物は1冊でした。
理系の古本を扱っている明倫館で。
数式がほとんど出てこない数学の本『世界史を変えた数学』です。

家に帰り、ほんの少し読みました。
そこに、古代メソポタミアの格言が出ていました。
計算を知らない人間が知性をもつ人間と言えるだろうか
数学がわかることは教養人の一つの証だったのだろうと思います。
その計算がまだおぼつかない子ども達が世界にはたくさんいます。
なんとかしてあげられるように、奮闘するのが私の仕事なのだと、格言一つに心を熱くしました。
また、「数学的思考は人間の思考プロセス全般の発達と並行して発展してきたにちがいないといわれている。」ともあり、途上国の子供達の算数力を高めることは、その子たちの思考力を向上させるために必須の事なのだとも、強く感じました。

日本でも、来年の春に、新しい算数ソフト『夢中で算数』を発売しますが、これにより算数力をグイッと高める子が出てくると思っています。
そのことが、その子の思考力の質を変えていくことになります。
そう思うと、来年の春に向けて、しっかりと仕事をしていこうと気持ちが引き締まりました。

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