横山験也のちょっと一休み】№.3701

親友の塚田先生から1年生の「いくつといくつ」の学習に使える、非常に優れた手作り教材を教えていただきました。

1年生の「いくつといくつ」を教えたことのある先生でしたら、すぐに、これは面白いと感じるでしょうね。
ビン風のプラスチックの中に、仕切りがされています。
これにより、ピンポン玉5個が、「2個と3個」など、2つに分かれるようになっています。

これだけでも、かなり面白いです。

この手のものは、算数セットの中にも入っています。専用のものなのでよくできています。
が、ちょっと小さいので、授業で皆んでワイワイとはなりにくいです。

でも、写真のサイズなら、大うけ間違いなしですね。

その上に、さらにナイスな工夫がされています。
下の写真をご覧ください。
塚田先生のこの手作り教材の素晴らしいところは、仕切りが不透明になっているところです。
当然、向きを下の写真のようにすると、向こう側が見えません。見えないのですが、見ようと思えば、すぐに見ることができます。

これは、素晴らしい配慮です。

塚田先生から、指導の様子も教えていただきました。FBから引用します。

これ、生協で購入したキューブチョコの空き容器なのですが、大きい入れ物にしたので、学級みんなでも見られるようにしたので、1年生の先生に紹介したところ、「使いたい!」とレンタル中です。

「ジャカジャカジャカ」などと私が声を出しながら縦に大きくゆすって(球を入れ替えます)、指名した子が「ストッ~プ!」と掛け声をかけて止めるようにしてみたところ、教室が明るい雰囲気になって盛り上がりました
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最高ですね。
こういう算数、ナイスですね。
また、次のように塚田先生は書かれていました。
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「すごい! なんで分かるん?」と言うと、「だって、・・・」とうまく答えられない子も、夢中になって答えようとしていました
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見えない向こう側のボールの数がなんでわかったのかと聞くと、その分けを言いたくなってしまいます。
自然と、数の合成分解の説明をすることになります。
実に素晴らしい指導ですね。–
下の3冊の本には、このジャカジャカは載っていませんが、あれこれたくさんの楽しいアイディア教材が載っています。