野口塾IN相模原と,実感道徳研究会全国大会に参加してきました。
野口塾での私の話は「明治人の作法」です。
作法の具体的な話の前に,「自分みがき」について話しました。
作法を学ぶに当たり,重要な学びの姿が「自分みがき」だからです。
ですので,最近,自分を磨いたことといえば? という問いではじまりました。
愛媛の松澤校長先生と井村校長先生が,最前列に座られていたので,両校長先生に伺いました。
歯を磨いたことと,靴を磨いたことの話がちょこっと出て,その後,さらに自分を磨いていることについて話してくれていました。
大切にすることは,この歯を磨いたり,靴を磨くという日常の何気ない「みがき活動」なのです。
幼い頃,歯を磨くのを好んだ人はまずいません。たいていはいやいやです。
それをお母さんが毎日毎日,少しずつ少しずつ磨いてくれたおかげで,今は磨かないと気持ち悪いと感じるようになっています。
磨いた方がいいと思うことを,いやいやでもやり続けていると,「いやいや」が「普通」と思える感覚にまで高まっていくこと。これが作法の過程的構造です。
そんな作法の中で,一番の重要なのは,「姿勢」です。
小学校の先生は,子供達の手本です。
手本の先生の姿勢が良かったら,子供達も次第にそのお姿を真似てきます。
「先生は,良い姿勢がすきです」とでも言おうものなら,子供達はますます良い姿勢を好きになっていきます。
そういう立場にあるのが先生ですから,良い姿勢とはどういう姿勢なのか,座る位置などのお話をしました。
--
関連記事: