3年生の算数の能力別クラス。
4クラス中,上から3番目を担当していた先生から,驚きのメールが届きました。
研究授業のため,授業を25分ほど空けることになりました。
単元は3桁・4桁のたし算・ひき算です。
担当の先生は,算数ソフトを起動し,数回3桁同士のたし算・ひき算のソフトを見せ,子ども達に次の2点を話しました。
「マウスを持った子が『一の位は?』『十の位は?』と言い,みんなが声を出して答えたら,クリックをして正解を見せます。」
「一人が1問担当したら,次の人にマウスを回します。」
そうしたら,25分間,みんながキチンと取り組んでいたのです。
各教室を回る役割の先生からも,しっかりとマウスリレーをしていたと報告があったそうです。
算数ソフトを使って自習ができただけではなく,ソフトで自習をしたことで,大きな成果がありました。
成果1.その日のミニテストは全員バッチリ!
成果2.翌日,4桁の計算に入ったのですが,子ども達は自力でやり方がわかった。
こういう成果が出た主な理由。
それは,繰り上がり・繰り下がりのイメージを,何度も見て答える体験をしたことです。
何事もそうですが,体験が多ければ,足腰・土台は強くなります。
自然,4桁を理解するに足る実力となったのでしょう。
こういう体験的に理解を進め,習得をしていく授業が,自習でできたこと。
これも実に大きな驚きです。
このメールをくれたのは藪田先生です。
一緒に勉強をしていますが,授業に向かうセンスがいいです。
PCで算数を体験してから,教科書を自力で読む。
これは,新しい授業スタイルです。PC時代の授業スタイルです。
とても楽しく,それでいて力の付く授業です。
こういう授業が進むと,「教科書を自力で読めるようにするぞ!」という子がどんどん育つでしょうね。すると,算数への意気込みが変わってきますよね。
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