大阪では事前学習法の話を,丸岡会長とのジョイントで行いました。
その話の前に,野口先生の学習の手引きの活用の話がありました。
「教科書手引き&学習用語で国語授業を充実させる!」です。
お話を拝聴しつつ,事前学習法への大きなヒントをいただきました。
国語の教科書に載っている学習の手引き。
これを授業に入る前に読んでおくと,大筋の指導の方向性が見えてくることをお話しされていました。
これを授業の初めに,子供達にも授けたらどうなるでしょう。
子供達も読む視点ができるので,授業が少し円滑になり,深まりも出てくるように思えます。
こう思うと,さらに一歩進めて,該当学年の学習の手引きを俯瞰させるような学習をしたら,どうなるでしょう。その学年で必要な読み取りの視点が把握でき,今回はこれ,次はこれ・・・となってきます。
似たような視点が2回,3回と出てくれば大変ラッキーです。
まるで読解の思考ツールを手にする事にもなるからです。
こんなことを思っていたら,丸岡会長が話しかけてきました。
最近の国語の教科書には,学習用語が巻末に載っています。
これを子供達にこういう用語が出てくるからね・・・と事前学習したらどうなるでしょうか。
私の返事は,「わくわくしてくる」でした。
事前学習法の講話の中で私が話したことの一つに,
◆教師の3大変化
がありました。
その3つめが「本の読み方,実践の見方が変わる」です。丸岡会長は,この変化が著しいです。
事前をどうするかと,再構築するように読み聞くと,そこに新しい絵図面が見えてきます。
それが,「なるほど,そうか!」と思えれば,実践の価値ありとなり,そこから,小さな研究が生まれてきます。
セミナーに参加されていた先生の中に,事前学習法を学んでみたいという先生もおられました。
ぜひ,「事後の百策」に勝る,「事前の一策」を一緒に勉強していきましょう!
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