【横山験也のちょっと一休み】№.3511
今回の「いつものジョナサン」は、珍しくに5人でした。
コロナ中はずっと4人(以下)だったので、5人というだけで、盛り上がりを感じました。
城ケ崎先生、諸野脇さん、佐々木先生、山本先生と私です。
今回は佐々木先生のリクエストがクリーンヒット!
松尾英明先生のメルマガに載っていたかけ算の話題です。
佐々木先生のリクエストのおかげで、かけ算の文章問題と式を通じて、ちょっとディープなところまで話が進みました。
佐々木先生のリクエストセンス、実に素晴らしいです!
山本先生のレポートは、国語の物語文での作文指導でした。修論や7月の学会発表など、いろいろな研究を進めているのが山本先生です。
「24時間研究漬け」これが山本先生の内なる姿なのでしょう。
レポートで目を引いたのは、「Aという指導があるが、ここでは用いない」という下りです。勉強して獲得した学びで秀逸なものがあるが、それでもこの単元構成には似合わないので使わないと、自分できっちりと判断しています。鵜呑みの勉強の段階が終わって、自らの研究道を歩み始めているようにも思えました。
将来が楽しみな若者です。
城ケ崎先生は、新しい研究の続きです。城ケ崎先生は自分で考え実践を進める大御所なのですが、それをちょっと外から眺めて、とらえなおしを試みています。
研究ギアが一気に上がった感があります。
諸野脇さんは、一押しの精神科の本と、それに関わるレポートが提案されました。人の中には2人の人がいるという見方が斬新で、その解説を聞きつつ、「知の人」「行の人」と変換したら、知行一致論に近づいてきて理解が少し進みました。
非常に論理的な研究者なので、大いに勉強になっています。
私のレポートは、わり算はとても有益だと感じさせる話です。
算数をどう教えるかも面白いですが、それとは別に、算数は「有益だ」「大事だ」と印象付ける指導があります。その一端の話をしました。
山本先生のレポートの物語文の指導に関連して、7月末に群馬へ行くことを話しました。深澤久先生と私で、彼の書いた本の簡単な読書会を開きます。そこに、深澤道場の若手が数人参加するとのことですので、読書会のオプションのような形で、物語文の読み方として、ちょっと硬派な読みを話そうと思っています。
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『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集』の第3集が6月30日発売になります。
ここには、「垂直は立派だ!」が載っています。垂直の大切さが子どもの心にグイッと届く取り組みです。子供向け手品を使った授業なので、子どもたちに大受けします。