【横山験也のちょっと一休み】№.3555
「いつものジョナサン」を開催しました。
今回は、諸野脇さんと佐々木先生と私の3人でした。
司会進行は佐々木先生です。
トップバッターは佐々木先生。
佐々木先生のレポートにはグッと来た情報の引用があります。本人が「ナイス!」と感じた内容が記されていると、読み手にも響くものがあります。読んでいて、「なるほど!」と感じてきます。
今回、佐々木先生に選ばれたのは、山中伸之先生のメルマガでした。「怒りを鎮める薬の話」が引用されていています。佐々木先生は「山中先生は話の小銭がすごい」と話していました。
この「怒りを鎮める薬の話」が、昨日のSG会に小川先生が提案した「バンジージャンプモデル」と通じるところがあり、大いに話が盛り上がりました。
盛り上がりの基本用語は「意識的思考」と「情動」。この用語は小川先生のレポートに書かれいたのですが、小川先生の優れているところは、この用語を介して事象を見ていることです。学者になってほしいと思う次第です。
こういった話が、諸野脇さんのレポート「「意識」と「行動」の関係をどう考えるか」と通じていて、佐々木先生のレポートから諸野脇さんのレポートへと流れるように移りました。
個人的に気になっていたのは記号化です。行動がどうなるかを示すところに記号を用いたらどうなるだろうかということです。用いるのは「不等号」となるでしょうね。これが用語の定義の範囲で成立すると、そこに一つの演算の形が成立するので、極めて便利と感じます。こう言う所を考えるのは面白いだろうなと思った次第です。
私もレポートを出したのですが、そこに2行でさらっと紹介した、文芸研の西郷竹彦の「同化」の話をしました。簡単な方法なのですが、頭名の中の映像ががらりと変わります。国語好きの先生はご存じことと思っています。
宇佐美寛先生の「ユーモア」の論文をコピーして皆さんに読んでもらいました。発想にもかかわるいい話が書いてあり、私の好きな宇佐美論文です。
次回の「いつものジョナサン」は11月12日(日)です。その翌週の日曜日は、「宇佐美寛先生を偲ぶ会」です。