世の中には,面白いことがあります。
5+3の答えに,8と書いたら,ペケなのです。
これって,どういうことなのでしょう。
これがどうしてペケなのか,ちょっと考えてみるのも面白いです。
納得しやすいのは,具体例を引き出して答えるタイプです。
例えば・・・
「これは,1週間のサイクルの計算なので,7日になったら次は1日だから,答えは1になるんだよ」
十進ではなく,7になったら再び1になる循環と考えれば,8ではペケなのだと考えることができます。
そうなると,6でおしまいで7になると1に戻る循環でもペケになるので,そのような事例を考えたくなってきます。
6で循環する具体例も考えたくなります。
でも,4でおしまいで5になると1になるのはダメです。
式にすでに5が使われているからです。
考えることは,それなりに面白いのですが,上の画像,実は普通の十進法の計算なのです。
ですので,5+3=8は正しいのです。
それなのに,チェックのマークが付きます。
この1年間,算数ソフトが海外に渡りだしたので,海外の算数の情報も私の所に少し入ってきます。
一番驚いたのは,海外では「まる」(○)は使わないのです。
日本では正しい時に,先生はヒュイと「○」を書きます。
ところが,ケニヤのみならず,多くの海外の国々では「レ」(チェック)を書くのです。
日本人から見ると,一見バツに見えますが,実は「合っています」という意味になっています。
では,バツはどうなのかと尋ねたら,バツは日本と同じで「×」で表しています。
と言うことは,海外からやってきて日本語が出来なくて,テスト全問を誤答した子に「レ」を付けてテストを返したら,その子は「全部合ってた! でも,なぜ0点なの?」と思うかも知れませんね。
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気になってくるのは,日本はなぜ「レ」を採用せず,「○」を用いるようになったのかということです。
おいおい調べてみたいと思います。
世の中,知らないことばかりです。勉強することは山のようにありますね。ありがたいことです。
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