外から見た,カンボジアの学校です。
国旗が掲揚されています。
その中に,日の丸も!
こういうのを見ると,それだけで「歓迎されているなぁ」と感じてきます。
当初,先生方とのミーティングという設定でした。
ですので,一番先に6年生の速さを見せて・・・とプランを立てていました。
ところが,会場に着いたら,子ども達,保護者の方々が席に座って待っています。
また,会場にはスクリーンもセットされています。
授業参観のように展開しなければならないことが,ひしひしと伝わってきます。
開会式中によくよく子ども達を見ると,小さい子の後ろの方に大きい子座っています。
1年から6年,あるいはそれ以上の子が来ていることがわかりました。
プランは急遽変更です。
あれこれ考えて,一番先に見せるソフトは,1年生の「100までの数」の中から,10の束にして考えるソフトにしました。
このソフト,ご覧のように,まずはてんでんバラバラにアイコンが出てきます。
緑の「十」のボタンをクリックすると,アイコンがイヨーッと動きだし,10の束を形成します。
これで,とっても数えやすくなります。
そういう「十の束のありがたさ」が学べるソフトです。
さらに,青の「一」ボタンをクリックすると,残ったバラも整列し,パッと見ただけで57と分かります。
カンボジアの子に,この画面を見せました。
すると,てんでんバラバラの画面を指さしながら,どんどん数え始めます。
偉い方々が見守っている緊張感高い空間にいるのですが,それをすっかり忘れて,画面に夢中なのです。
それも,小さい子ばかりでなく,大きい子までが夢中になって数えていました。
「カンボジアの子も夢中になっている!」と力強く感じた次第です。
子ども達が夢中になって数えてくれた後,「十」のボタンをクリックしました。
瞬間,子ども達は「唖然!」です。
アイコンが動き出して,整列したので,ビックリしてしまったのです。
続けて,「一」ボタンで,バラも整列します。
それから正解を見て,盛り上がりました。
このソフトを4回ほど見せました。
見たこともない算数の教材だったので,お母さん達はバッグからスマホやタブレットを取り出し,パチパチと画面をとっていました。
これはすごい!と感じたのでしょうね。嬉しい光景でした。
と言うことで,海外で一番最初に授業した算数ソフトは,1年生の100までの数のソフトでした。
記念すべきソフトになりました。
その後は,順次学年を上げ,次第に難しい内容にしていきました。
難しくなっても子ども達はどんどんチャレンジしてきます。
あっという間に,持ち時間が終了しました。
もっとやりたい雰囲気が充満している中,私の授業は終了しました。
--
関連記事: