【横山験也のちょっと一休み】№.2854

私の最新刊は、3月に出した『「夢中で算数」をつくる教材アイディア集』です。
小学校の先生が算数の授業をする時に、こんな風な教材を作ると楽しいですよ!という手づくり教材の本です。

この本のイラストを担当してくれたのは、ゴトウマキエさんです。
私は、ゴトウマキエさんの描いてくれたネコが大好きで、このブログでもちょこちょこと登場してもらっています。

今日は、ネコちゃんにも登場してもらって、私のお気に入りの漢字「無」の話を一つ。

「無」というのは、「ない」ということです。
何にもないのです。

ところが、「無数」となると、これがすっごくあることになります。

これは、どういうことでしょう?

こういうとき、ネコちゃんのように「うーむ」となります。
この「うーむ」が良いですね。
漢字で書くと、「有ー無」です。
ますます、「うーむ」が深くなります。

ここは、あまり深く考えずに、ネコ程度に考えるとそれなりに良い感じになります。

無は何もないということです。
しかし、
無数になると、数を超えてものすごくあるのです。
無尽は尽くせない程あるのです。
無限は限りが無い程あるのです。
そうなんです。
無は、質的に変身するのです!

自らを無学と思って学んでいると、学では表せない無学にたどり着くということです。

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