【横山験也のちょっと一休み】№.2459

■ 軽井沢、ヘルメットの子供達 ■

軽井沢の小学校を訪問した時のことです。
ちょうど、下校中の子供たちと出会いました。

下校ですから、普通にランドセルを背負っているのですが、その姿が一風変わっていました。
みんな、黄色いヘルメットをかぶっているのです。

スタッフのみんなと、「なんで、小学生がヘルメットをかぶっているんだ」と話題になりました。
私は学区が広そうに思えたので、すぐに、「自転車通学だからだろう」と思いました。
しかし、大学の先生は、「噴火じゃないか」と笑っていました。
なんとは無く、「わからないなぁー」という雰囲気になったので、ちょっと聞いてみました。

「こんにちは。」
「こんにちは。」

「あのー、ちょっといいですか。
みんなヘルメットをかぶっているけど、なんでかぶっているの。」

すると、その返事は・・・・。

「噴火に備えてです!」

浅間山は活火山。
いつ爆発するかわからないので、みんなヘルメットで備えているのです。

この地域性。
地域の特殊性に応じた対応。
これがとても良い勉強になりました。

ルワンダ版のソフト開発を進めていますが、
「このヘルメットに匹敵する地域性への対応ができたら、最高だろうな」と思いました。

ヘルメットをかぶって遊んでいる子ども達に、未来への道を教えられたような気がしました。

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