4年の変わり方のソフトです。「変わり方」というのは,「関数」のことです。中学で学んだ「一次関数」とか「二次関数」などの「関数」です。
「関数」を和風に読むと「数の関わり」となります。数同士が関わり合っている状態を「関数」と言います。ですので,最低でも数は2つ必要となります。
「関わる」というのは,2つの数の一方が変わると他方も必ず変わると言うことです。変わり方に規則性があっても無くても,関わりがあればそれは「関数」です。でも,小学校では規則的に変わる「関数」を教えます。わかりやすいからです。「典型例」から学ぶということです。
この「関数」を,小学校ではひらたく「変わり方」と呼んでいます。
添付の画像は,18本の棒で長方形を作るときの縦と横の関係を題材にしたソフトです。縦と横のペアを見付けて,表にして,縦+横=9という式を作り出します。この式を中学風に書くと,「y=-x+9」となります。「y=ax+b」の仲間です。
中学の関数で重要なポジションをしめるものとして,グラフがあります。4年生ですからグラフは出てきません。 ですが,関数からグラフを取ってしまうと,理屈ばかりの本を読むような世界になってしまいます。見せられるものなら,できるだけグラフは見せた方が良いです。よく分からなくても,そこに規則性が出ているので,ちょっとした美しさも感じ取れてきます。
この算数ソフトでは,[桜]スライダーをドラッグすると, 長方形の形が変わるように作りました。長方形の左下が,グラフの原点になるように作っています。ですので,一歩算数を深めたい先生は,右上の頂点が左下がり45度の直線上を移動することを子ども達に話すことができます。
このソフト,「もっと算数」にアップしました。さくら算数ソフトをご活用の先生,こちらもどうぞご活用下さい。