【横山験也のちょっと一休み】№.2214
■計算方法を考える問題■
算数ソフトの学年版。
「さくら社SHOP」で販売が始まりました。
この学年版があれば、算数は1年間、バッチリですね。
算数ソフトを使うと、不思議と算数の授業が予定より早く終わります。
やる気が出るのと、分かりやすいのとが重なるからでしょうか。
もし、時間が余って、ちょっと考えることが楽しくなるような問題を出してみたいなと思ったら、こんな問題はいかがでしょうか。
普通は上から順に足します。
2+4=6
6+6=12
12+8=20
順に足すやり方と同じくらいか、もう少し早くできそうな計算のやり方を、考えてもらいます。
すると、ちょっと気の利く子は、「10」を作る方法を言ってきます。
2+8=10
4+6=10
10+10=20
頭を使ったいい方法です。
その昔、ガウスという数学の天才が、子どもの頃、このような方法であっという間に計算の答えを出したというお話が残っています。
他にも、頭を使って、良い計算方法を見つけ出せるでしょうか。
ヒントは「かけ算」です。
何かひらめくと思います。
2+4=6
6×2=12
と考えたら、これも頭を使った良い計算となりますね。
そうして、子ども達からなにも出なくなったら、先生がちょいちょいとやってみせます。
「2+4+6は、4×3です」と示すと、しばらくしてから、「あっ!」とわかる子が出てきます。
ここには、平均の考え方が隠れています。
そこから、「4+6+8」が「6×3」と気づく子が出て来たら、これまたいい感じとなります。
その先は、類題を板書します。
「8+10+12」とでも書くと、「30!」と返ってきます。
「95+100+105」なら、300と返ってきます。
そうして、何問かやっていると、かけ算はなかなか立派な計算だと感じてきます。
「つながっている数に強い!」という印象も残ります。等差数列ですね。
2年生の時、かけ算九九を暗記するまで教えてくれた先生に感謝しましょう、などと言っておしまいにすると良いですね。
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