私が教壇に立っていた時代に使っていたコンパスです。引き出しの中から,ひょっこり出てきました。
もう,この先の人生の中で使うこともなさそうですが・・・。
ふっと思い出すのは,コンパスと言ったら,「引き出しの中にあれとあれ!」です。
先生たる者,コンパスを使うと分かっていたら,引き出しの中に入れておくべき必需品があります。
それは,「ラジオペンチ」と「ドライバー」です。
「そんなの常識!」と思った先生は,思いやりのある先生です。
子供達の使っているコンパスを一つ一つさわってみるとすぐに分かります。
足の開閉が固すぎる物,緩すぎる物があるのです。
固いのは半径をドンピシャに取るとき,不便です。
緩いのは円を描くときに,グニャっとなりやすいです。
「固すぎ,緩すぎは,先生の所に来なさい」と言って,コンパスの調整をするようにしていました。
その時に,役だったのがラジオペンチとドライバーでした。
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ところで,その昔のことです。
教科書に出てくる直径の定義を見て,--「中心を通り,円のまわりからまわりまでひいた直線を,直径といいます。」(東京書籍)--それなら,これも直径だよねと,右のような図を示した先生がいました。
さて,赤い線は直径と言っていいのでしょうか。
これについては,また今度書きましょう。
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もうそろそろ梅雨ですね。
うっとうしい気分が広がってきたかなと思ったら,算数ソフトを少し多めに活用してみてください。嬉しい気分が広がります!
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