【横山験也のちょっと一休み】№.2382
■「百の論より、一つの教材」■
野口塾in木更津では、「道徳読み」と「算数ソフト」の話をしました。
「道徳読み」もかなりいい感じでしたが、後から話した「算数ソフト」は驚異的な大受けでした。
最初に話した「体積」の所で、思わずため息ができるほどでした。
続いて、「不等号」も大受け。
さらに、「割り算の筆算」も同様。
一貫して話したのは、「算数体験を増やしましょう」ということです。
教科書は事例が1つなので、頭の働かせ方が「分析」的になります。
手作り教材や算数ソフトは事例が複数でてくるので、頭は「概念」の把握に向かいます。
分析は筋道を立てるので、どうしても頭のいい子に向いています。
概念は経験値で把握されていくので、誰でもほぼ同等に把握できます。
手作り教材や算数ソフトが子どもたちの能力差を問題にしないで授業が進むのは、算数体験から学ぶというスタイルがとれるところにあります。
そんな理屈も少し話しましたが、会場の先生方は手作り教具のミラクルさと、ソフトの圧倒的なパワーに感心してくれていました。
やっぱり、「百の論より、一つの教材」です。
具体は力が違います。
算数は面白い教科なので話すと盛り上がります。
とてもいい感じだったので、これなら、来年のルワンダやモンゴルでの講演もいい感じでできそうと思いました。
—
関連記事: