【横山験也のちょっと一休み】№.3212
前田康裕先生の新刊『まんがで知る デジタルの学び』が28日に発売になります。
原稿を読んだのですが、滑り出しから非常に良い内容です。
タイトルにもある「デジタル」や「ICT」がちょっと苦手な先生には、ぜひぜひ、この本を読んでいただけたらと思います。
勇気が湧いてくるからです!!
驚くのは後半です。非常に良い状態を保ちつつ、それがさらに大きくグレードアップしていきます。
今回も涙腺が緩みました。教育は素晴らしいです!!
テレビドラマになっても、十分にイケると感じるほどの質の高さです。
前田先生の「まんがで知る」シリーズは、どの巻でも良書を紹介しています。
最先端の本が多く、若い先生にはとてもよい水先案内になっています。
「おっ!」と思ったのは、最新のこの本には、昭和22年の指導要領も登場していて、そこから日本の古典的教育書も紹介されています。
まさかの昭和22年。まさかの戦前の教育書。
前田先生の目配りの広さにも驚きましたが、教師としての根幹への強い意識を持つことの大切さを、この本は伝えていて、そこに強く感動しました。
教育を歴史的にもダイナミックに把握できる、充実した内容になっています。
若い先生には、この本と合わせて、紹介されている古典的教育書も併せて読むことをお勧めします。
発売を楽しみにしてください。期待以上の内容です。
紹介されていた戦前の教育書ですが、私は思わず、「日本の古本屋」から注文を入れました。
昔の話ですが、本をどうやって選んで買っているのかと尋ねられたことがあります。
好きなジャンルの本を買うのですが、結構多いのが、「これはいい!」と感じた本に紹介されている本を買っています。
その著者の思考に影響を与えた本なので、それなら私も読んでみたいと思うからです。
今回注文をしたいと思ったのも、前田先生の教師としての心得・心構えに触れることができるかもしれないと、ふと思ったからです。
28日に前田先生の新刊が届いたら、改めて感動的に読みたいと思います。
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